宅建は過去問だけで受かるのか?

宅建

こんにちは!りんぐるです。

りんぐる
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私は、2021年10月に受験した宅建を一発合格することができました

「宅建はテキストなしで、過去問だけをやっていれば合格できる」といったことを聞いたことはありませんか?

宅建は、過去問の周回だけでは合格はかなり難しいでしょう。

宅建の勉強の中心は過去問を何度も繰り返し解くことです。しかし、それだけでは合格できないと私は考えます!

ではなぜ宅建が過去問だけでは合格できないと思うのか、その理由を以下に書いていきます。

同じ問題は出ない

宅建試験のうち、特に宅建業法は同じ内容の問題が何回も出ます。あれ、「同じ問題は出ない」と書いているので矛盾してる…と思いますよね?

これは「頻出問題」が何度も出るのであって、出題者は問題の問い方を変えて出題してききます。意味合いは同じでも、問い方を変えて、受験生を惑わせてくるのです。

過去問だけでは初見問題に対応できない

言い方を変えて出題してくるって、どういうこと?

本番では過去問はそのまま出すことはせず、ニュアンスを微妙に変えてきます

りんぐる
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では、実際の過去問で比較してみましょう

令和1年問42 肢2

宅地とは、現に建物の敷地に供せられている土地に限らず、広く建物の敷地に供する目的で取引の対象とされた土地をいうものであり、その地目、現況の如何を問わない。

令和3年10月問32 肢1

A社が、都市計画法に規定する用途地域外の土地であって、ソーラーパネルを設置するための土地の売買を媒介しようとする場合、免許は必要ない。

これは両方とも、この土地は宅地であるかどうかを聞いてきています。宅建試験の「宅地とは」という部分は基本中の基本すぎて、初期に頭に入れて、それ以降特段勉強しないですよね。

2つ目は、ソーラーパネルという特殊なワードを使って受験生を惑わせるひっかけ問題です。

ちなみに私は、本番でこの問題にかなり揺さぶられ、見事にひっかかりました

「ええ~~??ソーラーパネル?」とめちゃくちゃ考えて、宅建業法の中で一番時間を使い、そしてひっかかってこの問題間違えました(泣)

同じことを言っているのに、初見のため、実際の試験では対応できなくなってしまいます。

りんぐる
りんぐる

皆さんには、私のように、あからさまなヒッカケ問題にひっかからないようにしてほしいです!

試験の難易度が上がっている

近年は受験生のレベルが上がっていることから、宅建試験の難易度は難化傾向にあります。

宅建はそもそも、上位15%前後を合格させる試験であるため、受験生のレベルが上がればボーダーラインが高くなります

テキストの質も上がっていますが、アプリやYouTube動画などで勉強の理解度が進みやすくなっているので、受験生全体のレベルが上がり、試験の難易度が必然的に上がることになります

特に権利関係に関しては、行政書士レベルの問題なのでは?というレベルもものも出てきています。

そもそも勉強量が多すぎて、しっかり理解しないと覚えられない

宅建試験は、民法・法令上の制限・税・宅建業法範囲が広く、知識の定着が難しいと思います

それぞれの内容をきちんと理解した上での暗記や、理解したものを説明できるようになることで、しっかり知識が定着すると思います。

法令は変わり続けている

法令改正後に対応できる過去問数が少ない

法令は年々変わり続けています。近年では…

  • 2020年 民法大改正
  • 2022年 重要事項説明書を紙でなく電磁的方法により相手方に提供できるようになった
  • 2024年 800万円以下の不動産売買における仲介手数料の上限が最大33万円に引き上げ

このように、毎年どこかかしらの法令が変更となっています。過去問は当時の法令に沿って作られているので、法令が変わるとそれに対応した過去問がありません

法令改正について記載のあるテキスト・動画で勉強しないと対応できない

どうやって法改正後のものを知るのか?それはテキストや動画になります。

特にテキストでは、ここが法改正しましたよ、とまとめて書いてくれていることがありますので、やはり最新のテキストを購入するのが良いでしょう。

もし資金的に難しい場合は、メルカリで最新に近いものを購入し、動画で補足するのも良いと思います。

何回もやると過去問自体を覚えてしまう

先程も言いましたが、本番では過去問はそのまま出すことはせず、ニュアンスを変えて出題してきます。ですので、過去問だけをやっているとその過去問自体を覚えてしまい、応用がきかなくなってしまいます

試験直前期に模擬試験を受けてみると、過去問だけでは本試験に対応できない事がわかると思います。本番のシミュレーションにもなるので、とても効果的な体験になると思います。

まとめ

  • 最低限のテキストの読み込み
  • 動画でのインプット
  • 過去問を繰り返し解いて、それぞれの肢の理解
  • 引っ掛け問題への傾向の把握と対策

初学者で一発合格を目指すなら、これらのことが必須です。そもそも単語の意味さえわからない状態でいくら過去問を解いても理解できません。

過去問を解いて、選択肢の1つ1つの項目の何があっていて、どこが間違っているのか?を理解し、間違えたらその部分のテキストや動画を見て理解をする。の繰り返しで知識が定着していきます。

宅建試験は問題の本質を理解することがとても大事になります。精神的な慣れも必要な試験ですので、どうか本番で揺さぶられずに受験できるよう、しっかりと準備しましょう!

この記事を書いた人
りんぐる

家計を支える大黒柱のアラフォー妻・りんぐるです。
仕事、子育てをしながら 2021年10月 宅建に独学で一発合格。
2025年2月 FP3級に短期間で一発合格しました。
家族構成は 私・専業主夫の夫・小学生の男の子2人 の4人家族。

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